Ａ代表経験の意地！ＧＫ権田　連続完封で勝利に貢献

帰国したＧＫ・権田（左）と扇原

ロンドン五輪アジア最終予選 日本２－０バーレーン

（11月22日 マナマ）
　ザックジャパンにも定着しているＧＫ権田が２試合連続完封で勝利に貢献した。ドーハ合宿中に所属クラブのＦＣ東京が来季のＪ１昇格を決定させ、試合前に「今度は僕の番です！」と燃えていたが、その言葉通り、安定したプレーで最終ラインを統率。「結果的に（完封で）勝てて良かった」とホッとした表情をのぞかせた。

　チームが自陣で何度もファウルを犯してＦＫを与えたが、ゲームキャプテンを務めた権田はその都度冷静に対処。ミドルシュートがポストに当たる場面はあったが、それ以外はピンチらしいピンチはほとんどなかった。６月２３日のアジア２次予選、アウェー・クウェート戦では１―２で逆転負け。敵地での試合はそれ以来だったが、「あの時よりもいいチームになっている。苦しい時に声を掛け合えるようになった」と成長を続けるチームに手応えをつかんでいた。