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「永井主将」認めない!?山本“俺が仕切る”!

[ 2011年11月20日 06:00 ]

チームのまとめ役に意欲をみせた山本(左)

ロンドン五輪アジア最終予選 バーレーン-日本

(11月22日 マナマ)
 俺が仕切る。U―22日本代表のMF山本康裕(22=磐田)がFW永井謙佑(22=名古屋)の主将就任を一蹴した。

 これまで主将を務めてきた山村和也(21=流通経大)が負傷で不在のため、ボランチに入ることが有力なパサーがチームの要として日本をアウェー戦勝利に導く。U―22日本代表は20日に事前合宿地のドーハを離れ、決戦の地バーレーン・マナマに乗り込む。

 永井の主将就任に山本は不敵な笑みを浮かべた。「僕は認めていないんで。まあ、しっかりやってくれるとは思います」と冗談めかして新米主将の奮起を促した。

 自分がリーダーにならなくてはいけないという自覚の表れだ。これまでは山村が不動のボランチを務めてきた。五輪2次予選は山本、五輪最終予選マレーシア戦は扇原と相棒は代わったが、山村がゲームを組み立て、同時に主将として精神的支柱も担ってきた。その山村が左足骨折で不在。代役でボランチに入ることが確実な山本はポジションを埋めるだけでなく、チームのまとめ役まで演じる覚悟だ。2月の中東遠征で主将を務めたこともあり迷いはない。

 18日の全体練習後には一人体幹トレーニングに取り組んだ。“体幹マニア”日本代表DF長友の明大の後輩である、磐田のチームメート山田、小林が大学時代から行ってきたメニューを実践。「バランスがとれるようになったかな」と進化を実感している。

 6月の五輪2次予選アウェー・クウェート戦では熱中症で動けなくなった苦い経験をした。関塚監督からは「今回は(調整を)しっかりやってくれ」と忠告を受け、マイペースで調整を続ける山本。今度こそチームを仕切って、五輪予選アウェー初勝利に導く構えだ。

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2011年11月20日のニュース