磐田・柳下監督今季限り退任　後任候補に森下コーチ

天皇杯３回戦 磐田０―１千葉

（11月16日 ヤマハ）
　磐田の柳下正明監督（５１）が今季限りで退任することが１６日、明らかになった。この日行われた天皇杯３回戦でＪ２千葉に０―１で敗れ、今季目標のＡＣＬ出場権が消滅したためで、チームは契約を更新しないことを決めた。

　柳下監督は０３年に天皇杯でチームを優勝に導いたが、わずか１年で退団。０９年に監督に復帰し、その前年０８年にＪ２との入れ替え戦まで経験したチームを立て直し、１０年のナビスコ杯では８年ぶりにタイトルをもたらした。しかし、リーグ戦では振るわず、昨季まで２年連続１１位。ＡＣＬ出場権獲得（３位以内）を目指した今季もルーキーのＭＦ山田、小林をレギュラーに抜てきし、一時は５位まで浮上したものの、３１節を終了した現在は９位と上位進出までには至っていなかった。関係者によれば後任候補には森下仁志コーチ（３９）らが挙がっている。