北嶋と田中がゴール！柏　ＦＷ競争が圧勝導く

天皇杯３回戦 柏６―１甲府

（11月16日 柏）
　能力の高い２人のストライカーが、激しい定位置争いを繰り広げる柏。Ｊ１で首位に立つチームらしい内部競争が、圧勝劇の原動力となった。

　先発した北嶋は１―１の前半２６分、左クロスを自らシュートできそうな位置にいたが、頭で折り返して工藤の勝ち越し点をアシスト。大黒柱らしくチームに貢献した３分後、縦パスで抜けて右足シュートを決めた。

　後半は、北嶋と交代で入った田中の番だ。自慢の左足で観客のどよめきを誘う強烈なシュートを２本放った後、２２分に鮮やかな突破からゴールネットを揺らした。今季Ｊ１でチーム最多タイの１３得点を挙げている背番号１８は、終盤にも加点した。

　「それぞれが特長を出して点を取れた。チームも勢いに乗れる」と北嶋。Ｊ１の終盤戦へも弾みがつく両ＦＷのアピール合戦だった。