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前田もハーフナーも李も…1トップ候補不完全燃焼

[ 2011年11月16日 06:00 ]

<北朝鮮・日本>後半、ヘディングで競り合うハーフナー(右)

W杯アジア3次予選・C組 日本0―1北朝鮮

(11月15日 平壌)
 1トップ候補の前田、ハーフナー、李がそろって不発に終わった。6月1日ペルー戦以来の先発となった前田は徹底マークに苦しんだ。

 何度も後方から激しいチャージを受けてイライラ。後半14分には珍しく激高して小競り合いの原因となり、相手とともに警告を受け「ああいうのではなく、プレーで存在感を出したかった」と肩を落とした。シュートはわずか1本。後半2分に右CKを頭で合わせたが右に外れ、途中出場した11日のタジキスタン戦に続くゴールはならなかった。

 ハーフナーは前田、李は清武に代わって途中出場。後半43分には長谷部のパスからハーフナーが折り返し、李が同点ゴールを決めたかに見えたが、判定はハーフナーのオフサイドだった。

 「やっぱり相手のサポーターは凄かった。でも負けたのは本当に悔しい」とハーフナー。朝鮮半島にルーツを持つ李にとって平壌での試合は特別な意味があった。「朝鮮半島は自分の故郷でもある。ぜひまた来てここでやりたい」と話した。チームとして6月7日チェコ戦以来7試合ぶりの無得点。3人とも不完全燃焼の思いを残した。

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