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日本人サポーターの安全確保のため外務省職員が平壌に到着

[ 2011年11月12日 19:35 ]

 15日に北朝鮮の平壌で行われるサッカーのワールドカップ(W杯)アジア3次予選の日本―北朝鮮戦を控え、外務省職員ら計13人が12日、北京国際空港から平壌に到着した。日本代表や日本人サポーターの安全を確保し、不測の事態に備えるのが目的で、16日までの日程。

 外務省当局者の北朝鮮訪問は、核開発をめぐる5カ国視察団の一員として入国した2007年11月以来4年ぶり。一行は平壌国際空港で北朝鮮外務省の日本担当者の出迎えを受け、車で宿泊先のホテルに移動した。

 責任者を務める外務省領事局の鈴木光太郎政策課長は出発前、「日朝関係は今回の任務とは関係ない。あくまで邦人保護が目的であり、気を引き締めて臨みたい」と緊張した面持ちで語った。

 政府が北朝鮮渡航を特例で認めた公式観戦ツアー(65人)は14日に北京経由で平壌入りし、16日に北京経由で帰国する2泊3日。外務省などによると、個別に渡航手続きを取ったサポーターも80人程度いるとみられる。

 また、日航機「よど号」を乗っ取り、平壌にとどまっている容疑者らの支援者らも、外務省職員らと同じ便で平壌入り。容疑者らも日朝戦を観戦する可能性があるという。(共同)

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2011年11月12日のニュース