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来季も清水で!小野が残留決断「やらせてもらえるならやりたい」

[ 2011年11月9日 11:43 ]

全体練習に合流した清水MF小野

 J1清水の元日本代表MF小野伸二(32)が8日、清水との来季以降の契約を延長することを表明した。ドイツ1部・ボーフムから清水入りした10年からのオプション付き2年契約は今季限りで満了。小野の代理人とクラブとの間で交渉が続いているが、本人の意志は固まったことで、交渉はスムーズに進むものと思われる。

 小野が清水で3年目のシーズンを迎えることが確実となった。小野はこの日、「まだ代理人がクラブと話し合っている段階」と前置きした上で、「今季で契約は終わるけど、ボク自身は清水でやらせてもらえるならやりたいし、このチームでできる限りの力を尽くしたい」とオレンジのユニホームへの強い愛着を示した。

 今季はここまでリーグ戦26試合6得点。司令塔として欠かせない存在であるのはもちろん、主将としてチームを引っ張っている功績も見逃せない。昨オフに主力が大量流出し、メンバーが一新された今季の清水にあって、ピッチ内外で小野の貢献度は計り知れないものがあった。

 30試合2得点の昨季に続き、今季も一定以上の成績を残している小野には、3年目以降の契約も自動更新される条項が含まれている。ただ、契約内容は見直される。クラブは新たに複数年契約の提示も視野に入れながら交渉を進める見込みで、金銭面の交渉も残されているが、本人の意志は固まっている。

 左内転筋痛で3日の福岡戦を欠場した小野だが、8日から練習に復帰。「1試合休んだことで痛みなくやれた。あとは天皇杯(16日の3回戦・J2鳥取戦)で監督に使ってもらえるように調整していく」とし、全体練習後は1人で黙々とジョギングを行った。

 小野と元スウェーデン代表MFフレドリック・ユングベリ(34)とのダブル司令塔がチームの核になりつつある。2人そろえばアフシン・ゴトビ監督(47)が目指すボール支配率を高めた攻撃的なサッカーをピッチで表現できることは最近の公式戦で実証済み。残留を早めに決断した小野が、まずは今季リーグ戦残り3試合と天皇杯優勝に集中する。

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2011年11月9日のニュース