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突破決めて“消化試合”ザック監督、国内組底上げへ

[ 2011年11月8日 06:00 ]

練習中、笑顔を見せるザッケローニ監督

 ザッケローニ監督は早くも来季強化策の青写真を描いていた。11日のタジキスタン戦に勝てば3次予選突破の可能性もあるが、遅くとも15日の北朝鮮戦までに最終予選進出を決め、来春は国内組の底上げに充てるというもの。ドーハ合宿初日の6日に「この2戦で決めたい。来年2月のウズベキスタン戦は海外組が試合1日前にしか来られないからね」と明かした。

 指揮官は欧州組には絶大な信頼を置く一方で、視察を重ねるJリーグの若手にも光る原石を数多く見いだしている。若手が公式戦という大事な舞台を経験できれば14年W杯に向けての貴重な底上げとなる。

 また、人工芝で行われる北朝鮮戦の対策として、12、13日と事前合宿を行う北京市内に人工芝練習場を確保したことも明言。「状態が良くないので使うかは分からないが…」と説明した。来年の強化策も見据え、準備は着々と進んでいる。

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2011年11月8日のニュース