香川、１発２アシスト！頼れるエース代表戦へ弾み

＜ドルトムント・ボルフスブルク＞前半、シュートを放つ香川

ブンデスリーガ第１２節 ドルトムント５―１ボルフスブルク

（11月5日）
　ドルトムントのＭＦ香川真司（２２）が、１得点２アシストの大活躍で日本代表合流に勢いをつけた。ＭＦ長谷部誠（２７）がベンチスタートとなった５日のホーム・ボルフスブルク戦にトップ下で公式戦２試合ぶりに先発してフル出場。前半１２分に右足アウトサイドの絶妙なワンタッチパスでＭＦゲッツェの先制点をアシストすると、前半終了間際に追加点を決めた。

　速攻で約５０メートルをダッシュするとＦＷレバンドフスキのパスを受け、右足でゴール右隅に流し込んだ。１０月２２日ケルン戦以来リーグ戦２試合ぶりの今季３点目。さらに３―１の後半２１分にはスルーパスでレバンドフスキのダメ押し点を演出した。

　昨年の９月１１日に記念すべきブンデスリーガ初得点を挙げたボルフスブルクに、先発落ちのうっ憤をぶつけた。１日の欧州ＣＬオリンピアコス戦は守備的なボランチで途中出場。「もちろん悔しい。今はいい状態にあるので、あとは結果」と話していた通り、３得点に絡んだ。ドルトムントを５―１快勝に導いた絶好調のエースが、今度は日本代表の攻撃をけん引する。