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大迫が延長V弾!鹿島 9年ぶりナビスコ杯制覇

[ 2011年10月29日 15:38 ]

4度目の優勝を果たし喜ぶ小笠原(中央)ら鹿島イレブン

 ナビスコ杯決勝が29日、東京・国立競技場に4万6599人の観衆を集めて行われ、鹿島が延長戦の末1―0で浦和を下し、9年ぶりの優勝を果たした。延長前半15分、U―22日本代表のFW大迫が右足で決勝ゴール。ナビスコ杯3試合連続ゴールの大迫がMVPに輝いた。

 鹿島は並んでいたV川崎(現東京V)を抜き、最多となる大会4度目の優勝。クラブのタイトルは最多を更新する15冠目となった。

 序盤から中盤を支配した鹿島が浦和ゴールに迫り、前半10分に興梠、同16分には大迫がシュートもゴールの枠を捉えられず。同25分には左サイドから野沢が無回転シュートを放ったがGK加藤が右手一本で防いだ。前半は0―0で終了した。

 流れを変えたい浦和だったが、4分間で2回の警告を受けた山田直が後半5分に退場となる大誤算。直後、中盤からのボールに反応した梅崎が左サイドを抜け出し、チームを鼓舞するようなシュートを放ったがサイドネットを揺らした。

 10人の相手に対し猛然と攻め込む鹿島だったが、浦和GK加藤が好セーブを連発しゴールを奪えない。後半20分過ぎには大迫、野沢がシュートも、守護神の気迫に阻まれた。

 鹿島は同35分、DF青木が警告2回で退場。10人対10人の戦いとなったが両チームとも決定力を欠き、勝負は0―0のまま延長戦に持ち込まれた。

 延長前半15分、鹿島がついに均衡を破る。パス交換で左サイドを崩すと、ボールを受けた興梠が冷静に逆サイドへラストパスを送り、フリーの大迫が右足ダイレクトで蹴り込んで先制。延長後半には柴崎がクロスバー直撃のシュートを放つなど、その後も鹿島が優位に試合を進め、1―0で勝利した。

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