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川島にリールス指揮官「彼はとてもプロフェッショナル」

[ 2011年10月27日 15:53 ]

ゲンク戦で先発出場しセーブするリールスのGK川島=26日、ゲンク(共同)

 サッカーの日本代表GK川島永嗣が、所属するベルギー1部リーグのリールスで10月に主将となり、苦戦続きのチームで立て直し役を担っている。今季全試合フル出場の守護神は「難しい時期だけれど、ポジティブな方向にチームを引っ張りたい」と前向きな姿勢を植え付けようと必死だ。

 リールスは27日現在、1勝6分け4敗の14位と下位に低迷する。11試合で得点6と攻撃力は乏しいが、失点は11とまずまず。川島は「まずは失点を減らすことが自分の役割」と3試合を無失点に封じ、3点以上取られた試合はない。大量失点も珍しくなかった昨季より、守備は堅くなった。

 ベルギーで2シーズン目の28歳。「日本と比べてうまさは少ないけど、ゴールに向かう強さがある。自分が仕事しなきゃいけない状況がどんどん出てくるので、対応力については意識してやっている」と意欲は高い。

 ヤンセンス監督は「彼はとてもプロフェッショナルだし礼儀正しいし、常にポジティブ」と主将に任命した理由を説明。クラブの顔となった背番号1は「いま自分が置かれている状況でも、これを乗り越えて何かを得ることができれば、もっと大きいものが待っていると思う」と強い信念で逆境に立ち向かう。

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2011年10月27日のニュース