A代表5年ぶり1月完全オフ 故障者続出を憂慮

[ 2011年10月25日 06:00 ]

右膝半月板損傷でリハビリ中の本田(左)と、右内転筋に慢性的な痛みを抱える遠藤

 ザックジャパンが来年1月に合宿などの活動を行わない方針を固めたことが分かった。

 日本代表の年内試合は11月15日のW杯アジア3次予選第5戦のアウェー北朝鮮戦で終了。12年は2月29日のウズベキスタン戦まで日程に余裕があることもあり、07年以来5年ぶりに1月を完全休養月間に充てる。当初は強化合宿を行うプランもあったが、故障者が続出していることもあり、休養優先を決断した。

 W杯アジア最終予選が控える12年は休養からスタートする。日本代表が1月に活動を行わないのはオシム政権下の07年以来5年ぶり。日本協会幹部は「ここ数年、代表選手は長期オフを取れていない。来年1月に合宿をするプランもあったが、休むことも大事。しっかり休んで力を蓄えてほしい」と、必要性を説明した。

 今年は1月にアジア杯が開催されたため、12月下旬から合宿を開始。オフは元日だけで、2日に再集合する強行日程だった。10年も1月6日のアジア杯予選イエメン戦に向けて、1月2日から遠征に出発。Jリーグのオフシーズンに日本代表の日程が組み込まれ、代表選手が長期オフを取れない悪循環に陥っていたが、来年は1月に国際Aマッチが組まれていないため、休養に充てることが可能となった。

 休養優先の裏には故障者が続出している事情もある。アジア杯ではMF香川(ドルトムント)が右足第5中足骨を骨折。現在はMF本田(CSKAモスクワ)が右膝半月板損傷でリハビリ中で、中盤の要MF遠藤(G大阪)も右内転筋に慢性的な痛みを抱える状態が続く。1月に代表活動を自粛すれば、国内組には貴重なリフレッシュ期間、シーズン中の欧州組も長距離移動などがない分負担が軽減されるメリットがある。

 日本代表は11月のW杯アジア3次予選でアウェー2連戦(11日・タジキスタン戦、15日・北朝鮮戦)を控えている。タジキスタンに勝てば突破が決まる可能性があり、連勝なら他のカードに関係なく最終予選進出が決定する。来年2月29日の3次予選最終戦ウズベキスタン戦を消化試合にして、心身ともにリラックスした充実の長期オフを迎えたいところだ。

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