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VVVフェンロ 麻也の先制ヘッドで初白星!

[ 2011年10月24日 06:00 ]

RKCワールウェイク戦の前半、先制ゴールを決め祝福されるVVVフェンロの吉田(中央)

オランダ・リーグ VVVフェンロ4-1RKC

(10月22日)
 VVVフェンロの日本代表DF吉田麻也(23)がゴールを決めてチームに今季初白星をもたらした。22日にホームのRKC戦にフル出場し、前半16分に頭で今季2点目となる先制点を決めるなど攻守で4―1の快勝に貢献。同僚のMFカレン・ロバート(26)も先発し、後半37分までプレーした。

 決めるのはロスタイムの時だけではない。前半16分、右コーナー近くからのFKをDF吉田が、マークを振り切り頭で合わせてゴールネットを揺らした。喜んで膝から滑り込むと、同僚から次々に乗っかられる手荒い祝福を受けた。

 「ボビーさん(カレン・ロバート)のおかげで点が取れた。“(吉田に付いていた)あの選手はマークを外すよ”と言ってて、まさにその通りになった」と日本の同僚のアドバイスに感謝した。しかし、当のカレンは「そんなに真面目に聞いていると思わなかった」とニヤリ。相手のビデオを見て「マークが甘い」と伝えただけだという。「狙っていないアシストみたいな気持ち」と日本代表の“ロスタイム弾男”吉田の先制ゴールを喜んだ。

 リーグ戦10戦目の今季初白星は、日本代表の海外組で一番遅い勝利だった。「マジで長かった。これで代表に行って僕だけバカにされずに済む」と吉田。前節にリールセGK川島とアウクスブルクMF細貝が先に勝利し「僕だけ取り残されて。永嗣くん(川島)から“頑張れ”って言われてたんで、とりあえず1つ勝てて良かった」と胸をなで下ろした。

 リーグ戦5戦ぶりの今季2点目で、同1得点のカレンを上回った。「つらい。麻也君(吉田)を目標に頑張ります」と苦笑いの先輩に「どんどんプレッシャーかけるよ。2対1で勝ってるので、このまま突っ走りたい」と言いたい放題。「守備もやりつつ、得点も狙えるDFになれば移籍のチャンスにつながる」と目標のビッグクラブ移籍に向け、日本人同士で競い合いながらゴールを重ねる。

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2011年10月24日のニュース