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3バック 頼りはこの人「ザッケローニ監督の目には今野しか映らない」

[ 2011年10月7日 08:45 ]

 サッカー日本代表のあるコーチは「3バックの中央を任せられる選手として、ザッケローニ監督の目には今野しか映らない」と言う。J2のFC東京の主将、28歳の今野泰幸は誰よりも代表に欠かせない存在だ。

 3日からの代表合宿は、3―4―3の布陣での戦術確認が繰り返されてきた。周囲が手応えを口にする中で、今野は慎重に言葉を選んだ。「頭では理解していても、サッカーは瞬間(的な対応)が大事。試合でやっていくしかない」と、甘く考えてはいない。

 とはいえ、実績は残してきた。ザッケローニ監督が初めて公式戦で3バックを試した6月のキリンカップで、2試合ともフル出場して連続完封に貢献。1月のアジア・カップで優勝した後も5試合で1失点と堅固な守備は、あらゆる状況変化に対応できる今野の戦術眼に支えられている。

 守備だけではない。FC東京では時折、両サイドに開いて攻撃の起点となり、好機を演出する。「代表でも意識している。現代サッカーは相手の前線から崩さないといけない」。最近2試合で2得点の日本代表で、攻撃への参加にも意欲を強めている。

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2011年10月7日のニュース