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「篤人と同じにおい」静学のウッチー2世 鹿島と仮契約

[ 2011年10月6日 11:55 ]

会見に臨んだ(左から)石田校長、鹿島・椎本スカウト、伊東、川口監督

 J1鹿島入りが内定している静岡学園のDF伊東幸敏主将(3年)が5日、静岡市葵区の同校で仮契約を結び、会見した。将来は「日本代表に入りたい」と抱負を語った伊東は、鹿島入りを決断した理由について「内田選手(シャルケ)のように、素晴らしい選手を羽ばたかせてくれる」と、鹿島から期待されている“ポスト・内田”を強く意識した。

 鹿島の椎本邦一スカウト担当部長(53)は「右サイドバックは来季の補強ポイントだった。何人かの候補の中から伊東くんに決めた。ウチのサイドバックは攻撃ができないといけない」と運動量、推進力、クロスの正確さを高く評価した。

 清水東から内田を獲得したのも椎本スカウトで「篤人と同じにおいがした」と、昨秋に初めてプレーを見たときの印象を話す。「どちらも攻撃が魅力。とにかく前に行く。さらに伊東くんは静学らしい選手」と個人技も高く評価する。

 今後は2年連続の全国高校選手権出場を目指す。伊東は「昨年の高円宮杯(全日本ユース選手権)はケガで国立に行けなかった。全国で国立に行って勝ちたい」と高校最後の大会で頂点に立って、プロ生活をスタートさせる。

 ◆伊東 幸敏(いとう・ゆきとし)1993年(平5)9月3日、富士市生まれの18歳。小学2年生の時に丘SSSでサッカーを始め、市選抜の富士JFCに選出される。静岡学園中―静岡学園高。50メートル走6秒3。好きなサッカー選手は日本代表DF内田篤人。家族は母と姉。1メートル74、66キロ。血液型B。

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2011年10月6日のニュース