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長友「右もやる!」4カ月ぶり代表でフル回転だ

[ 2011年10月4日 06:00 ]

<日本代表・練習>岡崎(左)に足を伸ばしてもらい、笑顔でストレッチする長友

 日本代表は3日、キリンチャレンジ杯ベトナム戦、W杯アジア3次予選タジキスタン戦に向けて神戸市内で合宿を開始した。右肩脱臼の癒えたDF長友佑都(25=インテル・ミラノ)は6月のチェコ戦以来の復帰。右内転筋肉離れで離脱中のDF内田の穴を埋めるべく、本職の左サイドバック(SB)だけでなく右SBでのプレーも辞さない覚悟を示した。

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 日本代表のため粉骨砕身の覚悟だ。明るい表情とは裏腹。人知れず右足には激痛を抱えていた。「前の試合(1日のナポリ戦)で踏まれました」。合宿初日はザッケローニ監督が力を注ぐ3―4―3の練習が行われた。練習が終わると同時にスパイクを脱ぐほどの痛みだったが、オプション布陣の習得に全身全霊を注ぎ、不安はおくびにも出さなかった。

 今回、不動の右SB内田が右内転筋肉離れのため招集されなかった。指揮官はこの日、長友の左SBでの起用を示唆。それでも長友は「右(サイドバック)もやりますよ」と話し、あらゆる状況に備え右SBでのプレーも辞さない覚悟を示した。

 自身が欠場した9月の北朝鮮戦は引かれた相手に苦戦した。タジキスタン戦も同じ状況が予想されるが「インテルも相手に引かれるので何をやったらいいか分かる。(ピッチの)幅を使いたい」と攻略法も心得ている。

 W杯予選は前回南アフリカ大会でも経験したが、立場は180度違う。「前は(中村)俊さんや(中沢)佑二さんに着いて行けば良かった。今度は僕が引っ張りたい」。明るく、楽しく、そしてたくましく。長友が先頭に立って引っ張っていく。

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2011年10月4日のニュース