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44歳ゴン 今季絶望も…限界だった両膝「軟骨も半月板も骨挫傷も」

[ 2011年10月1日 08:17 ]

 昨年11月に手術した両膝が悪化し、ドクターストップがかかったJ2札幌のFW中山雅史(44)。9月29日に札幌市内の病院で検査を受け「両膝関節炎」と診断されたもので、佐川和寛チーフトレーナーは「軟骨も半月板も痛めているし、骨挫傷もある。無理しながらやれる状態ではない」と明かし、最悪の場合、今季絶望の可能性も出てきた。

 中山は検査後、医師やトレーナーらと話し合いの場を持ち、回復に努めることを決断。30日は、クラブハウスで上半身の筋トレと治療に充て「蓄積していたものもあるし、かなり(痛みが)来ちゃったかな。このまま続けていても良くはならない」と複雑な胸中を語った。

 復帰時期は不透明だ。昨年11月にパフォーマンス向上のため両膝を手術したが、状態は一向に上がらず。今季は4月23日の湘南戦(札幌ドーム)でベンチ入りしたのみで出場はゼロ。佐川トレーナーは「すぐに良くなるかもしれないし、1~2カ月かかるかも。あとは中山さんの回復力次第」と話した。

 ただ、試合への情熱は薄れていない。中山は「このまま終わるわけにはいかない。チームの力に何とかなりたいし、自分自身を表現したい」と、今季中の復帰を目指すことを口にした。残り10試合、J1昇格を争うチームに、ゴンの不屈の魂は不可欠だ。

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2011年10月1日のニュース