惨敗に危機感 香川、自身とチームに“ダメ出し”

[ 2011年9月30日 06:00 ]

<マルセイユ・ドルトムント>競り合う香川

欧州CL・F組 ドルトムント0―3マルセイユ

(9月28日)
 8試合が28日に各地で行われ、F組のドルトムントは敵地でマルセイユに0―3で完敗した。トップ下で先発した日本代表MF香川真司(22)はチームとともに精彩を欠いたまま後半18分に交代。昨季ドイツ王者は開幕から公式戦11試合で4勝と一向に調子が上がらず、香川は強い危機感をあらわにした。

 初勝利を狙った欧州CL1次リーグ2戦目でまさかの大敗。会見場に現れた香川は、開口一番に自分自身とチームに“ダメ出し”した。

 「僕は約60分間くらい、これまでにはないくらいボールに触る機会もなかった。自分が消える時間がほとんどだったし、個人としてもチームとしてもボーッと(試合に)入ってしまった」

 見せ場すらつくれなかった。ゴール近くでボールを受けようとしても、相手DFから激しいマークを受けてシュートはゼロ。前半38分に左からの折り返しを受けたが、相手の厳しい守備でつぶされ後半1分には浮き球のパスを右足ボレーで合わせようとしたが、相手の寄せに阻まれた。

 前線で孤立した要因は周囲との連係不足。香川は「なかなか前にボールが入らないので、自分もリズムをつくれなかったりスピードアップができない。(パスの出し手に)もっと自分を見てほしいというのは伝えている」と説明した。

 独走で国内リーグを制した昨季から一転、今季はスタートダッシュに失敗した。昨季リーグ34戦で5敗しかしなかったチームが、今季は7戦ですでに3敗して8位に低迷。司令塔MFシャヒンのRマドリードへの移籍、エースFWバリオスの負傷離脱などに加え、香川が原因として指摘したのは昨季の躍進で各国代表が急増したチームの“勤続疲労”。「代表や移動の疲れなど、去年1年戦っていろんな変化があった。チームとして方向性がブレている。試合の中でまとまりは間違いなくない」と強い危機感を示した。

 この日選出された日本代表では、ケガで不在のMF本田(CSKAモスクワ)の分も攻撃を引っ張ることが求められる。「自分は切り替えて頑張るだけ。ホームでやれるのでしっかり勝ちたい」とタジキスタン戦の必勝を宣言。中2日となる1日のボルシアMG戦に勝って、上昇気流に乗って日本へ帰国する。

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