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甲府“お得意さま”撃破!残留へ大きな勝ち点3

[ 2011年9月25日 06:00 ]

<J1 G大阪・甲府>後半ロスタイム、マイク・ハーフナーは貴重な追加点を決め雄たけびをあげる

J1第27節 甲府2―0G大阪

(9月24日 万博)
 甲府が“お得意さま”を撃破し、J1残留に向け大きな白星を挙げた。アウェーで首位のG大阪と対戦。後半17分にMFパウリーニョの得点で先制すると、ロスタイムに日本代表FWハーフナーがダメ押し。今季初の連勝を完封で飾り、佐久間監督は「多くのサポーターに遠くまで来てもらったし、選手の頑張りに感謝したい」と声を震わせた。

 佐久間監督は8月7日に、成績不振により解任された三浦氏の後任としてGMから指揮官に就任。「スモールフィールド」をモットーに掲げ、前線と守備ラインの間隔をコンパクトに保つ戦術を植え付けてきた。この日はその成果もあり、J1最多得点を誇る相手攻撃陣を今季初めて得点なしに抑えた。5分の後半ロスタイムでは、なりふり構わずボールキープを命じ、勝利への執念も見せた。

 G大阪には7月16日のホーム戦でも4―3で勝利しており、これで今季は2戦2勝。15位の浦和が鹿島と引き分けたため、残留圏内まで勝ち点2差に迫った。ハーフナーは「無失点、しかも相手がG大阪だった。自信になると思う」。壮絶な残留争いの中で、甲府がひときわ勢いに乗ってきた。

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2011年9月25日のニュース