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宮本なでしこ復帰も!経験豊富“人妻ボランチ”に熱視線

[ 2011年9月25日 06:00 ]

なでしこジャパン復帰の可能性が浮上した宮本

 “人妻ボランチ”宮本が、なでしこジャパンに復帰する可能性が出てきた。なでしこジャパンの佐々木則夫監督(53)は24日、NACK5スタジアムで行われたAS狭山―浦和戦を観戦し、25日に視察予定の伊賀―日テレ戦(上野)で、伊賀の元日本代表MF宮本ともみ(32)から代表復帰の意思を確認することを明らかにした。宮本は代表77試合出場13得点を誇るベテランで、代表復帰が実現すれば層の薄いなでしこの中盤に貴重な戦力が加わることになる。

 経験豊富なベテランが、ロンドン五輪の切り札に指名された。佐々木監督は伊賀―日テレ戦の視察の目的を問われると、日テレの18歳FW岩渕真奈以外に「経験のある宮本さんも見に行きます」と明言。さらに「またなでしこジャパンにチャレンジするのかを確認したい」と代表復帰の意思を宮本から直接聞く方針であることを明かした。

 99年、03年、07年と3度のW杯(前身の女子サッカー世界選手権を含む)に出場。主にボランチで活躍していた宮本だが、最近は攻撃的MFとしてもプレーする。8月19日の慈善試合ではなでしこリーグ選抜のトップ下に入り、佐々木監督は「1・5列目の宮本で、なでしこジャパンは苦戦した」と振り返った。五輪メンバー18人に入るためには複数のポジションをこなすことが必要で、プレーに幅が広がったことも宮本が目に留まった要因となった。

 なでしこジャパンの中盤のレギュラーは沢、阪口、大野、宮間と実力者がそろっているが、控えとなると宇津木、田中ら若手が多く一気に層が薄くなる。ここに経験豊富な宮本が加われば、チーム力がアップするのは間違いない。「コンディションはもっと上がると思う。大枠には入っているし、(代表復帰の)可能性はある」と佐々木監督。世界一メンバーにベテランも融合させて、金メダルを狙う。

 ◆宮本 ともみ(みやもと・ともみ)1978年(昭53)12月31日、神奈川県相模原市生まれの32歳。97年にプリマハムFCくノ一(現・伊賀)に入団し、08年までプレーした(05年は産休・育休で選手登録せず)が、09年に東電マリーゼに移籍。11年に伊賀に復帰した。97年6月8日の中国戦で代表デビューを果たし、通算77試合出場で13得点。02年に結婚し、05年に長男を出産。1メートル68、59キロ。利き足は右。

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2011年9月25日のニュース