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五輪切符へ“KY攻め” 清武&山口で快幕だ!

[ 2011年9月20日 06:00 ]

並んでウオーミングアップする清武(左)と山口

U―22日本代表合宿

 C大阪コンビで勝つ!21日のロンドン五輪アジア最終予選マレーシア戦に臨むU―22日本代表は19日、試合会場となる佐賀県鳥栖市のベストアメニティスタジアムで練習を行った。昨年11月のアジア大会(中国)のマレーシア戦でゴールを決めたMF山口蛍(20=C大阪)はボランチでの先発が濃厚。積極的に得点を狙い、C大阪のチームメートMF清武弘嗣(21)を最大限に生かす。
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 ボランチの山口が昨年11月のアジア大会の再現を狙う。1次リーグで対戦したマレーシアには後半19分、試合を決定づける2点目をダイビングヘッドで決めている。それだけに「個人的にはいいイメージがあります」と手応えは十分。先発濃厚な“再戦”に向け、「ミドル?空いたら狙いたい。ミドルシュートは気持ちがいいので、ズドンと決められたらいい」とイメージを膨らませた。

 格下のマレーシアはガチガチに引いてくることが予想される。マレーシアの映像を見た主将の山村は「ラインをしっかり組んで固めてくるような感じ」と話す。積極的にミドルシュートを放つことで、徐々に相手のDFラインは崩れていく。ラインが上がればスペースができるため、右MFに構える山口のチームメートの清武を生かすことにもつながる。清武は「サイド攻撃で崩していきたい」と山口の狙いに呼応するように意気込みを語った。5月に真梨子夫人と結婚したばかりの清武だが、結婚前は山口の部屋に入り浸りの“半同棲”状態だった。公私ともに知り尽くしているコンビで、引き分けすらも許されないホームの初戦を制するつもりだ。

 山口にとっては定位置奪取のチャンスでもある。アジア大会は全7試合出場で6試合でフル出場。優勝に大きく貢献して自信を深めた。だが、6月のアジア2次予選ではMF山本康裕(21=磐田)がスタメン起用された。今回、山本が右足首捻挫で合宿参加を辞退。空席になったボランチに再びチャンスが巡ってきた。マレーシア戦は関塚ジャパンだけでなく、山口にとっても大きな意味を持つ試合になる。

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2011年9月20日のニュース