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決定瞬間は“傷心”近賀の部屋 沢「喜び分かち合った」

[ 2011年9月10日 06:00 ]

宿舎近くで沢は指を突き立て笑顔を見せる

 ロンドン五輪出場決定から一夜明け、なでしこジャパン主将の沢があらためて金メダル獲得を誓った。「日本では(W杯より)五輪の方が注目はある。五輪のメダルという夢の続きがあるので、それに向けて頑張りたい」とメダル獲得を宣言したが、視線の先にある色はもちろん金色だ。本大会に向けては「気持ちも体もすっきりしたい。リセットしたい」と話した。

 出場権獲得決定の瞬間は近賀の部屋で迎えた。北朝鮮戦で失点につながるミスを犯した仲間を気遣いながら、沢は「喜びを分かち合いました」と笑顔を見せた。チームは本来のサッカーを披露できていないが「W杯のサッカーを見せられなかったので、悔しい思いはある」と内容には不満を残した。

 川澄が担当する沢の右手のネイルアートは1試合ごとに五輪カラーの各色を塗って5試合で完成する予定だったが、中国戦前に塗るはずだった親指の黒色を残して出場権を獲得。沢は「その前に決まってしまいました」と笑顔を見せていた。

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2011年9月10日のニュース