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本田の穴は想像以上…ザック決断“切り札”宮市初招集へ

[ 2011年9月8日 06:00 ]

10月11日のタジキスタン戦で初招集される可能性が高まった宮市

 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(58)が、10月11日のW杯アジア3次予選タジキスタン戦(長居)にアーセナルのFW宮市亮(18)を招集する方針を固めたことが分かった。6日のアウェー・ウズベキスタン戦は1―1のドロー。負傷離脱中の本田圭佑(25=CSKAモスクワ)、長友佑都(24=インテル・ミラノ)の穴が埋められない現状を露呈した。その打開策としてイタリア人指揮官は、宮市を切り札に指名した。チームは7日に解散し、ザッケローニ監督とJ所属選手は同日、日本に到着した。

 ザッケローニ監督が早速動いた。関係者によると、W杯3次予選2試合の結果を受け、10月11日のタジキスタン戦で宮市を招集する方針をほぼ固めたという。既にスタッフが視察のため渡英した。ケガで離脱中の本田、長友の穴は予想以上に大きく、打開策としてアーセナルのベンゲル監督もほれ込む快足ウイングが初招集される可能性が高まった。

 指揮官はもともと宮市を高く評価。イタリアのサッカー関係者にも「宮市には注目した方が良い」と話している。東日本大震災の影響で辞退した南米選手権でも招集選手としてリストアップし、既にW杯3次予選の予備登録も済ませている。

 本田は全治2~3カ月で年内のW杯3次予選出場は絶望的。長友が10月のタジキスタン戦で復帰濃厚なのは朗報だが、香川も「(本田不在の影響は)ピッチにいるみんなが感じている」と話すように、本田の穴を埋めるのは難題だ。就任1年で訪れた初めての試練。イタリアからやってきた指揮官は18歳の新星に打開策を見いだす。

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2011年9月8日のニュース