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大船渡でなでしこ岩清水のユニホームなどを展示

[ 2011年9月7日 17:43 ]

 ロンドン五輪アジア最終予選を戦っている「なでしこジャパン」のDFで岩手県滝沢村出身の岩清水梓選手(24)が、ワールドカップ(W杯)で着用したユニホームとメッセージ入りの日の丸、サッカーボールが大船渡市の県大船渡地区合同庁舎で展示されている。

 3点は岩清水選手が岩手県民栄誉賞を贈られた際、「被災地を元気づけてほしい」と県に寄贈した。沿岸の被災地で巡回展示する予定で、大船渡での展示は16日まで。その後、釜石、宮古、久慈各市の地区合同庁舎を回る。

 岩清水選手がW杯の試合後に掲げた日の丸には「東北のみなさんへ 忘れたことはありません 共に歩もう 東北魂」とメッセージが書かれ、ユニホームはなでしこジャパン全員21人のサイン入り。来庁者は立ち止まり、熱心に眺めていた。

 孫2人と見に来た大船渡市の主婦水野美智代さん(56)は「実家が津波で流されたが、頑張ろうという気持ちになる」と笑顔で話した。

 なでしこジャパンは最終予選で3連勝。五輪切符をかけ8日、北朝鮮と対戦する。

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2011年9月7日のニュース