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川島“どやセーブ”連発!6戦ぶり失点も勝ち点死守

[ 2011年9月7日 06:00 ]

<ウズベキスタン・日本>後半、決定的なピンチをファインセーブで阻む川島

W杯アジア3次予選C組 日本1―1ウズベキスタン

(9月6日 タシケント)
 守護神・川島永嗣がスーパーセーブを連発して、価値あるアウェーでの勝ち点1をもぎ取った。「最低限、勝ち点を取れたのはよかった」。試合後の川島のかれた声が、敵地ファンの声援がいかに大きかったかを物語っていた。

 前半17分にはゴールになりそうな右サイドからのクロスをパンチング。「相手にスペースを与えてしまった」と振り返るように、後半に入ってもウズベキスタンの怒とうの攻撃を受け続けた。後半22分、スルーパスにジェパロフが抜けだして1対1となった場面。川島は落ち着いてシュートコースを消して止め、2点目を許すことはなかった。ザックジャパンの不敗神話を死守した。

 だが、守り続けてきた鉄壁のゴールマウスはついにこじ開けられた。前半8分、DF今野が頭でクリアしたボールをジェパロフにボレーで合わされて先制点を献上。1月29日のアジア杯決勝オーストラリア戦から続いていた無失点記録もついに5試合でストップした。

 どうしても超えたかった大先輩の背中が見えていた。2日の北朝鮮戦で完封して、GK楢崎が03年10月8日のチュニジア戦から04年2月18日のオマーン戦で記録した出場7試合無失点にあと2試合に迫っていた。04~06年の名古屋在籍時は楢崎の控えに甘んじ、正GKの座を奪えなかった。昨年のW杯南アフリカ大会直前に楢崎から代表の守護神の座を受け継ぎ、先輩超えを目指してゴール前に君臨してきた。

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