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大野「決めるだけ」決勝弾でAマッチ通算36点目

[ 2011年9月4日 06:00 ]

<日本・韓国>前半、勝ち越しゴールを決めて喜ぶ大野(11)

ロンドン五輪アジア最終予選 日本2-1韓国

(9月3日 中国・済南)
 決勝弾を決めたのは、なでしこのムードメーカー大野だった。1―1の前半ロスタイム、左サイドのMF沢からFW川澄とつないだボールを、右足で冷静に流し込んだ。

 「いい形でゴール前に入っていけたので、決めたいと思っていた。川澄が流してくれたので、あとは決めるだけでした」

 これで国際Aマッチ通算36得点。女子では沢(80得点)、長峯(49得点)に続く堂々の3位だ。本職はFWだが、右MFに転向したのはW杯直前。しかし、W杯では6試合で先発しながら1得点に終わり、帰国後は「前で勝負したい」とストレートな思いを口にしていた。心境に変化が生じたのは8月の岡山・美作合宿。「W杯で得たものがあるので具現化したい」と右MFに専念することを佐々木監督に伝えた。自分なりのサイドハーフ像をつくり上げ、「固執していきたい」という得点につなげた。

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2011年9月4日のニュース