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今か今かと待っていたザック監督「最高だね」

[ 2011年9月2日 21:25 ]

W杯アジア3次予選 日本1―0北朝鮮

(9月2日 埼玉スタジアム)
 埼玉スタジアムに響き続けた日本サポーターの悲鳴とため息が歓声に変わったのは後半のロスタイムだった。1人少ない北朝鮮に対し、怒とうの攻撃。バーに蹴られ、ゴールキーパーにセーブされ続けたボールが、ついにゴールマウスに吸い込まれた。

 「マイク(ハーフナー)が入ってから相手はロングボールの対応に苦しんでいたので狙っていた」というDF吉田が鮮やかなヘディングシュートで先制。試合後のザッケローニ監督は「今か今かと待っていた。(吉田)麻也が決めてくれて最高だね」と笑った。

 序盤から圧倒的にボールを支配し、北朝鮮ゴールに襲いかかった。だが、雨で濡れたピッチにも苦しみ得点に結びつかない。ザッケローニ監督は後半、清武とハーフナーを投入して打開を図った。吉田のゴールを演出したのは、その清武。采配が当たり、苦しみながらもホームで勝ち点3を手にしたザッケローニ監督は「北朝鮮に我慢を強いられた試合だったが、最後の最後に決め切れたことはよかった」と満足そうに振り返り話し、最後は日本語で「オウエン、アリガトウゴザイマシタ」と締めくくった。

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2011年9月2日のニュース