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ザック監督 4つのオファー断り“日本をW杯へ”

[ 2011年9月2日 06:00 ]

意気込みを語るザッケローニ監督

W杯アジア3次予選 日本―北朝鮮

(9月2日 埼玉)
 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(58)が、他国からの監督就任オファーを断っていたことが分かった。

 関係者によると、1月のアジア杯制覇後、イタリア人指揮官のもとには4つのオファーが舞い込んだという。カタールなど代表チーム3カ国と欧州の強豪クラブからのもので、中には金銭的にかなり魅力的なものもあったというが、指揮官は「日本をW杯ブラジル大会に連れて行きたい」と固辞。日本の5大会連続W杯出場に全精力を注ぐ決意をあらためて示した。

 そのための準備もきっちり行ってきた。ベースとなる4―2―3―1のシステムをチームに浸透させ、6月のキリン杯では「試合中の柔軟なシステム変更」を新たな目標に掲げ3バックをテスト。緊急事態に備えチームの底上げも図ってきた。昨年8月31日の就任からちょうど1年。就任からの無敗記録も11まで伸ばしている。

 日本サッカー協会との契約は、1年ごとに更新されることになっているが、関係者によると、日本協会側からも既に「14年W杯ブラジル大会まで」の“続投手形”をもらっているという。もちろん、それには予選突破が条件となる。その第一歩となる北朝鮮戦。指揮官は前日会見で「いよいよW杯予選が始まる。この日が待ち遠しかった」と期待に胸を膨らませた。

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2011年9月2日のニュース