今季最多6ゴール!西野采配的中でG大阪首位浮上

[ 2011年8月21日 06:00 ]

<G大阪・川崎F>後半33分、ゴールを決めイレブンとタッチを交わす明神(右)

J1第22節 G大阪6―3川崎F

(8月20日 万博)
 西野采配で2年ぶりJの頂点に立った。G大阪はホームで川崎Fと対戦し、07年6月23日・FC東京戦以来となる6得点で圧勝。数的優位に立った後半33分、勝負どころで投入したMF明神智和(33)が決勝点を決め、新エースのFWラフィーニャ(24)がハットトリックと大暴れした。名古屋が仙台に敗れたため、勝ち点で上回り、09年3月14日以来889日ぶりの首位浮上。6年ぶりリーグ制覇へ視界が開けてきた。
【試合結果】

 2点のリードを守れず逆転され、そして再逆転…。スリル満点な展開の最後に待っていたのは、今季最多の6発だった。夏休みにでっかいガンバ花火。2年ぶりの首位に導いたのは名将の采配だった。

 「あの時間まで引っ張って、あそこで使えた。リズムを変えてくれた。ベストな時間に2人が変化をもたらしてくれた」

 西野監督が自画自賛するのも当然だ。3―3の同点に追いついた後半17分、MF明神とMF二川を同時投入。名古屋戦での激闘から中2日で、スタメンを見合わせた両選手が完全に中盤を制圧。そして同33分に明神が豪快なミドルでV弾。指揮官は勝負どころで起用した愛弟子の活躍に目を細め、明神は「最近、シュートが枠に飛んでいなかったので枠を意識していました」とはにかんだ。

 采配だけではない。この日は川崎Fの分析DVDを見なかったが、6試合ぶりにスタメン起用した平井に「ドンドン川崎DF陣の裏(のスペース)を狙っていけ」と指示。川崎FのDF陣の連係不足を見抜き、普段のポゼッションサッカーを捨て、ショートカウンター戦術に切り替えた。勝敗の最大のポイントと位置づけた川崎FのDF實藤退場も平井の裏へ抜ける動きがもたらしたもの。試合前から試合中まで全てのプランが的中し、対川崎F戦のホーム無敗記録を「8」に更新した。

 代名詞の“超攻撃”で首位に立った。ただ、ゴールはここではない。明神が「この段階では関係ない」と言えばMF遠藤も「首位は良いことだけど、まだ試合はある」と冷静に先を見据える。夏休みはあと10日で終わるが、名将に率いられたG大阪に休みは無用。6年ぶりリーグ制覇まで突っ走り続ける。

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