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五輪予選へ課題2失点 岩清水交代後スキつかれ

[ 2011年8月20日 06:00 ]

<なでしこジャパン・なでしこL選抜>後半、菅沢(9)にゴールを決められた沢(左端)らなでしこジャパン

慈善試合 なでしこジャパン3―2なでしこリーグ選抜

(8月19日 国立)
 世界一のなでしこジャパンが思わぬ“弱点”を露呈した。佐々木監督は「五輪予選の初戦(タイ)では、DF岩清水が出場停止になる。その中でDF田中はリスク管理ができないまま突破され、前線からの連動もできていなかった」と表情を曇らせた。

 問題の場面は後半4分だ。リーグ選抜のパスワークに簡単に裏のスペースを奪われ失点した。9月1日から11日間で5試合を戦う過酷な五輪予選。戦力底上げが急務な状況で、課題が浮き彫りになった。リーグ選抜の指揮を執ったINAC星川監督も「(DFが)ブロックをつくれば崩されない。サイドバックの背後も空いていたし、CBのスピードもない。それは(W杯の)イングランド戦や米国戦でも見られた」と指摘した。

 失うものがない気持ちで挑んだW杯に対し、五輪予選は大きな期待を背負う。国民栄誉賞を受賞し、ユニホーム右胸にはW杯優勝を意味するエンブレムまで飾られた。佐々木監督は「プレッシャーになってる。でもプライドはあるので乗り越えたい」と話した。22日から岡山・美作(みまさか)で始まる強化合宿が課題修正の第一歩となる。

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