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山田同点!永井決勝弾!U―22日本 エジプトに逆転勝ち

[ 2011年8月10日 17:56 ]

<日本―エジプト>前半、同点ゴールを決め、東(左)、永井(右)に祝福される山田

 来年のロンドン五輪出場を目指すU―22日本代表は10日、札幌ドームでU―22エジプト代表と国際親善試合を行い、2―1で逆転勝ち。9月21日のマレーシア戦からスタートするアジア最終予選へ弾みをつけた。

 関塚監督は6月のオーストラリア代表との親善試合と同様、立ち上がりに失点したことを挙げて「課題の残る内容」としながらも「狙いとするスタイルでサッカーができた」と評価。「選手たちは成長している」と認めながらも表情を緩めず、“本番”の戦いを見据えた。

 守備の立て直しが課題の日本だったが、前半立ち上がりの5分にいきなり失点。右FKからのクロスをフリーのFWマルワン・モフセンに頭で決められて先制を許した。日本は6分後、DF酒井宏(柏)が右サイドをドリブルで突破してクロスを入れると、相手DFがこれをクリアミス。すかさずMF山田(浦和)が拾い、右足を豪快に振り抜いて同点ゴールを決めた。同30分には山田のスルーパスに、FW永井(名古屋)がスピードを生かして抜け出し勝ち越し弾。永井は「直輝からいいパスが来て、うまく決められてよかった。しっかり逆転して勝つことができたので、それはプラスに考えたい」と語った。

 後半はFW大迫、永井らが好機をつくったが追加点を挙げることはできず、2―1のまま試合を終えた。

 U―22日本代表は来年3月14日までの五輪アジア最終予選C組でマレーシア、バーレーン、シリアと対戦。同組1位になれば5大会連続9度目の五輪切符を手にする。

 ▼ラムジ・U―22エジプト代表監督の話 後半はエジプトの方が中盤を支配していた。日本は前線や中盤に比べ、守備が弱い。われわれにとっても、日本にとってもいいテストだった。

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