永井が決勝弾！名古屋　６連勝で１４戦負けなし！

＜名古屋―磐田＞後半、決勝ゴールを決め握手する名古屋・永井（右）とストイコビッチ監督

　Ｊ１第２０節最終日は７日、名古屋市瑞穂陸上競技場などで３試合を行い、名古屋は永井が勝ち越しゴールを決めて２―１で磐田に逆転勝ちし、勝ち点を３９に伸ばした。永井はリーグ戦初ゴール。首位の柏とは同２差。６連勝で１４試合連続負けなしとなった。

　名古屋の大物ルーキーに待望の瞬間が訪れた。今季新加入の永井が後半２８分に技ありの勝ち越しゴールを奪った。価値あるリーグ初得点に「チャンスはいっぱいあったので（ここまで）長かった」と笑顔を振りまいた。

　１―１の後半２０分に途中出場し、どちらに転ぶか分からない状況をワンプレーで打破した。ケネディからゴール左でパスを受け、ＧＫの動きを見極めて左足で軽く浮かせて右へ流し込んだ。ブラジルに住む両親が見守る中、地元サポーターの大歓声を浴び「点を取ってチームが逆転してよかった」と喜んだ。

　ＧＫ楢崎、ＭＦダニルソンを故障で欠き、万全とはいえないチーム状況。それでも最近１３試合負けなしの勢いは本物だった。これで２００３年にマークしたクラブ記録を更新し、１４試合連続負けなし。ストイコビッチ監督は「最後の２０分が勝負だと思った。予想が当たった」と満足そうにうなずいた。