練習では全外しも…新潟・上尾野辺“御前弾”

＜新潟・ＩＮＡＣ＞後半１１分、同点ゴールを決めた新潟・上尾野辺（奥）は川村と抱き合って喜ぶ

なでしこリーグ 新潟１―２ＩＮＡＣ

（8月6日 東北電ス）
　新潟のなでしこジャパンＭＦ上尾野辺めぐみ（２５）が、女子代表の佐々木監督も絶賛のファインゴールを決めた。

　０―１の後半１１分、左ＣＫからＭＦ上辻がグラウンダーでパスを出すと、ペナルティーエリアの外から左足ダイレクトでミドルシュートを放ち、ゴール右隅に突き刺した。観戦した佐々木監督は「上尾野辺のシュートは非常に良かった」と満足顔で、上尾野辺も「きのうの練習では全部外していたんだけど、本番で決められてうれしい」と笑顔を見せた。

　女子Ｗ杯ドイツ大会のメンバーに入っていたが、試合出場はスウェーデン戦の途中出場だけ。先発定着に向けてアピールが必要だっただけに、視察に訪れた佐々木監督の前でゴールを決めたことは大きい。試合には敗れたが「リーグ戦一戦一戦でしっかりプレーして、呼ばれればいい」と気合を入れ直していた。