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清武招集は若手へのメッセージ…ザック監督 活性化狙う

[ 2011年8月4日 18:25 ]

 ザッケローニ監督は、3日まで行われていた代表候補合宿に参加していた清武を「W杯3次予選でもやってくれる可能性を持っている選手」と初招集した。間近に迫った予選に向け、チームを活性化させたいとの意図がみえる。

 今回、復帰した駒野、阿部、森本も一度は現体制の下でプレーしており、チームの大枠はほぼ固まっていると言っていい。だが、同監督は「代表は全ての選手に門戸が開かれているというメッセージでもある」と話し、清武を抜てきしたことでさらなる若手の奮起に期待している。

 清武は今季、J1でここまで4ゴール。積極的に攻撃を仕掛ける姿勢が光り、同監督は「クラブ、U―22代表でも質の高いプレーを継続して見せている」と評価した。その選手を代表候補合宿で手元に置き、性格を含めてじっくりと観察した上で呼び寄せた。

 長丁場のW杯予選で、新戦力の台頭は不可欠だ。清武の代表入りでハーフナーら候補組が刺激を受ければ、代表首脳陣の狙い通りになるだろう。

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2011年8月4日のニュース