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松田 回復は「本人の生命力次第」も…サッカー続けるのは難しい

[ 2011年8月3日 07:45 ]

松田、急性心筋梗塞で意識不明

 2日の練習中に体調不良を訴えて倒れ、松本市内の病院に救急搬送されたJFL松本山雅の元日本代表DF松田直樹(34)。急性心筋梗塞と診断され緊急手術を受け、現在は集中治療室(ICU)での治療が続いている。

 横浜市・福田医院の福田伴男院長によると「心筋梗塞の予兆は、心電図の検査などで必ずしも分かるわけではない。筋肉隆々のスポーツマンでも何の前触れもなく、突然発症するため予防は大変難しい」という。心筋梗塞の原因として考えられるのが動脈硬化で、「激しい運動をすることで生まれる活性酸素は体をさびさせる作用があり、これが長年積み重なることで血管細胞の老化、劣化を引き起こして心筋梗塞や脳梗塞につながる可能性がある」。同医師は松田の今後について「心肺停止に陥ったことで、脳に血液がまわらない虚血状態となり、必要な酸素が不足したことで脳にダメージが残る恐れがある。心臓の手術が成功したとすれば、回復は本人の体力、生命力次第だと思う。ただし、サッカー選手として現役を続けることは難しいでしょう」としている。

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2011年8月3日のニュース