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なでしこ 五輪出場決めれば“重点支援”に格上げ

[ 2011年7月22日 18:40 ]

 文部科学省が五輪で有望な競技種目を指定して重点支援するマルチサポート事業で、サッカーの女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で初優勝した日本女子代表「なでしこジャパン」が9月に五輪出場を決めれば、柔道やスケートなど現在は13競技のターゲット競技に格上げする見通しとなったことが22日、関係者の話で分かった。

 サッカー女子は現在、バドミントンとともに試行的な支援を受ける位置付けにとどまっているが、文科省幹部は「9月の(ロンドン)五輪予選を突破すれば、団体球技のメダル候補として当然、格上げして指定する」と明言した。

 同事業は2010年度で約19億円の予算がつき、重点競技種目を情報、医科学や用具開発などの多方面でサポートする。サッカー女子には今回のW杯で3人の支援スタッフが派遣された。今月からは卓球を試行競技から格上げし、アーチェリーを指定から外した。

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2011年7月22日のニュース