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パラグアイ“白黒つかず”12大会ぶり決勝へ!

[ 2011年7月22日 06:00 ]

<パラグアイ・ベネズエラ>PK戦で好セーブを見せるビジャル

南米選手権準決勝 パラグアイ0―0(PK5―3)ベネズエラ

(7月20日 メンドサ)
 南米選手権準決勝の残り1試合が20日にアルゼンチン・メンドサで行われ、パラグアイが延長0―0の末にPK戦5―3でベネズエラを退け、79年以来12大会ぶりに決勝に進んだ。公式記録で引き分け扱いのPK戦2試合を含め、全5試合引き分けでの決勝進出は大会史上初。24日の決勝でウルグアイと対戦する。

 世界最古の大陸選手権でパラグアイが珍記録を残した。5試合戦って1勝も挙げずに決勝進出。準々決勝で王国ブラジルを沈め、昨夏のW杯南アフリカ大会で日本を破ったPK戦で、この日は躍進ベネズエラを破った。

 「幸運だったけどサッカーなんてこんなもの。勝者がベストとは限らない」とFWアエド・バルデス。延長前半に相手のシュートが続けてポストを叩き、マルティノ監督退席にMFサンターナ退場と苦境が続いた。しかし、これをしのぐとPK戦は5人全員成功。相手の3人目を止めたGKビジャルは「負傷者5、6人に出場停止もいる決勝は同じように戦えない。また0―0でPK戦を待つのは虫が良すぎる」とこぼしたが、神懸かりな進撃が続く中、何が起こってもおかしくはない。

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