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初レッド報われた!岩清水「ずっと大泣き」と笑顔

[ 2011年7月19日 06:00 ]

<日本・米国>延長後半、岩清水のスライディングにレッドカード

女子W杯決勝  日本2―2米国(PK3―1)

(7月17日 フランクフルト)
 DF岩清水が「人生初」というレッドカードで日本の危機を救った。同点に追いついて迎えた延長後半ロスタイム。相手選手の独走を止めるためにペナルティーエリア直前で激しいタックルを見舞い、判定は一発退場だった。

 「みんなにありがとうと言われた。あそこでシュートを打たれたらやられていた」と納得のプレーだったが、PK戦は控え通路でモニターを見ながら「止めて泣いて、決めて泣いて、勝って泣いて。ずっと大泣きですよ」と最後は笑った。

 被災した東北に対する強い思いがあった。神奈川育ちだが、出身地の岩手県滝沢村には現在も祖父母が住んでいる。W杯に向けて「岩手県出身として東北にいいニュースを届けられるよう、メダルを獲得したい」と話していた約束を最高の色で果たした。試合後は「東北のみなさんへ メダルを持ってみなさんのところへ会いに行きます 待っていて下さい 共に歩もう!東北魂!!」とメッセージを書き込んだ日の丸を掲げて場内を一周した。

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2011年7月19日のニュース