宇佐美が惜別ゴール!「ガンバの誇り」いざ欧州へ!

[ 2011年7月14日 06:00 ]

<G大阪・神戸>終了セレモニーで胴上げされる宇佐美

J1第4節 G大阪3―2神戸

(7月13日 万博)
 ドイツ1部リーグの強豪バイエルン・ミュンヘンに移籍するG大阪の宇佐美貴史(19)が渡独前最後の試合となった13日のホーム神戸戦で惜別ゴールをマークした。1―0の後半18分に右足で今季4点目を決めて3―2の勝利の立役者となった。

 宇佐美が惜別ゴールを決めた。1―0の後半18分。FW李根鎬(イグノ)がGKとDF2人を引きつけて出したパスを右足で流し込んだ。「後半の方がサポーターのところに行きやすい。このまま(無得点で)終わるのは“ふさわしくない”と思った。持ってるな」。後半にゴールを決めて、そのままG大阪サポーターの待つゴール裏へ走る。思い描いた通りのシーンだ。ヒーローは胸のエンブレムにキスしてみせた。

 公式戦デビューした09年5月20日のACL・FCソウル戦でも得点を決めており、G大阪での最初と最後をゴールで飾った。「デビュー戦に続いて思い出深い一日になった」と言う19歳は「グノ(李根鎬)が空気を読みました」と笑わせたが、後半34分には絶妙なクロスで李根鎬をアシスト。お返しも忘れなかった。

 前日の練習から宇佐美は泣いていた。親に連れられて幼少期から観戦を重ね、ジュニアユース以来育ってきたG大阪での最終戦。試合後のセレモニーでは「ガンバで育ったことは忘れません。ガンバで育った誇りを胸に欧州でも活躍してきます」と誓った。スタジアムを一周した時、また涙をこらえ切れなくなった。

 西野監督は、この日朝初めて宇佐美と練習場までの道のりを歩いた。17歳の時から起用するなど期待をかけてきただけに「最後に良い形で終わりたいと思っていただろう。心残りなく次のステップへ進めるんじゃないか」と感慨深げに語った。

 14日にはバイエルンMの一員となるため渡独する。15日から練習に参加。18日に本拠アリアンツ・アレナで入団会見を行う予定。「自分には夢がある。サッカー選手である限り、そこに向かわないといけない」。目指すは日本人初のFIFAバロンドール(世界最優秀選手賞)受賞。宇佐美伝説の第2章はこれから始まる。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「南野拓実」特集記事

2011年7月14日のニュース