結婚してからさらにスゴい　清武「まだまだ取れる　強引に」

＜広島・Ｃ大阪＞後半４分、Ｃ大阪の清武が（中央）決勝ゴールを決めガッツポーズ

Ｊ１第３節 Ｃ大阪３―１広島

（7月10日 広島ビ）
　Ｃ大阪は３―１で広島に逆転勝ちした。Ｕ―２２日本代表ＭＦ清武弘嗣（２１）が１―１の後半４分に決勝ゴールを決めた。

　２日の柏戦でも先制点をアシストして勝利に貢献した清武が今季初の連勝を呼び込んだ。「良かったです。（ゴールも）うれしかった。でも後半攻められたし、満足せずにやりたい」と反省も口をついたが、それも向上心の表れ。高い技術と豊富な運動量は誰もが認めるところ。両サイドに開いてボールを引き出し、密集の中にフリーの味方を見つけては正確なクロスを送る。倉田は「あいつがいたら絶対に決定機をつくれる。結婚してからはさらに凄い」と成長を感じ取る。

　大分ユースの最高傑作と呼ばれる逸材。昨季からＣ大阪へ移籍。今年５月に結婚し、自覚の芽生えた今季は出場１０試合目で自己最多に並ぶ４ゴール。「まだまだ取れる。強引に行きたい」と貪欲だ。そしてＵ―２２日本代表での活躍もモチベーションを高める。先月１９日の五輪２次予選クウェート戦第１戦では、値千金の先制点を決めて最終予選進出の原動力になった。