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JFA“日当”制度の効果大!大胆発言も現実に

[ 2011年7月11日 06:00 ]

女子W杯準々決勝 日本1―0ドイツ

(7月9日)
 日本サッカー協会が導入した画期的なサポート態勢も、なでしこジャパンのドイツ撃破に一役買った。女子W杯、ロンドン五輪を見据え、昨年から「なでしこジャパン海外強化指定制度」を導入。個人の強化を目的とし、女子代表の核として期待される選手が積極的に世界のトップリーグに移籍して活動できるよう、海外での活動期間中は1日=1万円の“日当”が支給される支援制度だ。

 昨年、米国でプレーしていた沢、宮間のほか、現在ドイツでプレーする安藤、永里、さらにフランスの宇津木、そして先月には東日本大震災の影響で東京電力マリーゼから米国に移籍した鮫島も対象となった。今月からは熊谷も強豪フランクフルトへの移籍が決定。制度の恩恵を受け、男子に勝るとも劣らぬ海外組が形成されてきた。

 複数のドイツ代表選手が在籍するポツダムの永里が「ドイツに移籍してサッカー観が変わった」と話すなど、この制度の効果は絶大。大会前、日本協会の上田栄治女子委員長は「女子委員長の職を懸けて、W杯でメダルを獲る」と自ら退路を断つ大胆な発言で周囲を驚かせたが、その目標は現実のものになりつつある。

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2011年7月11日のニュース