柏・大津　ボルシアＭＧ移籍へ…年棒は９４００万円

　柏のＦＷ大津祐樹（２１）が５日、ドイツ１部ボルシアＭＧへの移籍を前提としたメディカルチェックを受けるため、成田からドイツへ出発した。年俸は推定８０万ユーロ（約９４００万円）、最長３年の複数年契約で移籍金は３０００万～４０００万円となる見込み。

　セリエＡのアタランタからも獲得の打診を受けていたが、６月末から一気にボルシアＭＧとの交渉が進展した。大津は今季終了まで契約が残っているが、小見幸隆強化本部統括ダイレクターは「大津にとって一番いいのは何かということを考えて判断した」と本人の希望を尊重し、移籍を容認する方針を示した。大津は「若いうちに海外でプレーすることはいい経験になると思う。ブンデスは日本人的にプレーしやすい環境。成功例も多いので、そういう意味でも頑張りたい」と話した。

　ボルシアＭＧは１９７０年代に国内リーグを５度、ＵＥＦＡ杯（現欧州リーグ）を２度制したが、近年は低迷。昨季はリーグ戦１６位に終わり、入れ替え戦で１部残留を決めていた。