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なでしこ2連勝で8強入り!沢はハットで釜本超えだ

[ 2011年7月1日 23:20 ]

<日本・メキシコ>代表通算76点目となる先制ゴールを挙げて喜ぶ沢(中)ら日本代表イレブン

 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会第6日は1日、レーバークーゼンなどで1次リーグB組の第2戦を行い、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング4位の日本は、同22位のメキシコと対戦し、4-0で快勝。2連勝の勝ち点6で1次リーグ最終戦を待たずに1995年スウェーデン大会以来4大会ぶりの8強入りを決めた。

 初戦を白星で飾った日本はMF沢(INAC)MF宮間(岡山湯郷)らニュージーランド戦と同じ11人が先発した。

 勝ち点3でB組首位の日本は勝てば同組2位以内が確定し、4大会ぶりの準々決勝進出が決まる。メキシコは勝ち点1。

 前半13分、日本は左サイドからのFKを沢が頭で合わせ先制すると、前半15分にはロングボールを永里が落とし、大野が永里からパスを受けると、絶妙なタッチで相手の守備網をかいくぐり、ミドルシュートをゴール右隅に決め2―0とした。

 沢は国際Aマッチ通算76得点。ゴール数で1968年メキシコ五輪得点王の釜本邦茂氏を超え、男女合わせて歴代単独1位のゴール数となった。

 前半39分、宮間の左CKを沢がヘディングシュート、これが決まりこの日2得点目。前半を3―0で折り返した。

 後半35分、細かいパス回しで右サイドを崩し、金賀のラストパスを沢が右足で決めハットトリック達成。そのまま逃げ切った。

 沢はハットトリックに「自分でもびっくり。想像もしていなかったのでうれしい」とし、歴代単独1位となったことについては「(釜本さんから)怒られるんじゃないか。でも光栄なこと」と語った。さらに「1位通過を狙って頑張りたい」とキッパリ。5日(日本時間6日)の1次リーグ最終戦のイングランド戦に気持ちを向けていた。

 ▽佐々木則夫・日本女子代表監督の話 相手が波に乗る前に守備からしっかりできた。落ち着いて観戦できた。選手の目標は高いので、これからも一戦一戦頑張っていきたい。

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