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“小野2世”の期待!高木「シャーキー」初合流

[ 2011年6月29日 06:00 ]

合流し初練習をこなすユトレヒトの高木善朗

 J2東京Vからオランダ1部ユトレヒトに移籍したMF高木善朗(18)が28日、チームの練習に初合流した。エルウィン・クーマン監督(49)の提案で呼び名は“シャーキー”に決定。指揮官は高木の潜在能力を高く評価しており、7月2日に行われる練習試合に45分間起用する意向を示した。

 新天地での初練習。前日にメディカルチェックを済ませ正式契約した高木は約1時間半、ボール回しなどで汗を流した。「気持ち悪くて。最後の方は疲れててミスもありましたね」。3日前の25日のJ2岡山戦に途中出場。26日にオランダ入りし入団会見。時差とハードスケジュールによる疲労は隠せないが「大丈夫っす」と目を輝かせた。

 “小野2世”になる。フェイエノールト監督時代にMF小野伸二(現清水)を指導した元オランダ代表MFのクーマン監督は「僕が見ていたとき、小野はすでに大人のプレーヤーだった。いい目を持っていたし、技術面で素晴らしいものを持っていた」とした上で、「高木は、まだ18歳。ただ彼もいい目を持っているし、技術もいい。そして高木には、まだまだ時間が十分にある」と潜在能力に太鼓判を押した。

 呼び名は、指揮官の提案もあり、ヨシアキを発音しやすくした“シャーキー”に決まった。28日付の全国紙アルヘメン・ダッハブラットは「シャーキーがユトレヒトとともにタイトルへ」との見出しで入団会見の模様を報道しており、地元での注目度も高まっている。

 クーマン監督は、7月2日に行われる地元アマチュア選抜との練習試合に45分間起用する方針。元プロ野球選手の高木豊氏(52)を父に持ち、兄・俊幸(20)は清水のFW、弟・大輔(15)はU―17W杯で活躍中。注目度急上昇の高木3兄弟の次兄は「どんどんコミュニケーションを取っていきたい」と決意表明。新たな舞台への第一歩を踏み出した。

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2011年6月29日のニュース