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「リンゴ・スター」柴崎 初先発で“確かな一歩”

[ 2011年6月19日 06:00 ]

<鹿島・磐田>後半、鹿島・柴崎(左)は磐田・前田と競り合う

J1第16節 鹿島2―0磐田

(6月18日 カシマ)
 鹿島のルーキーMF柴崎岳(19)がプロ初先発を白星で飾った。ベンチスタートとなった小笠原に代わり、ダブルボランチの一角でフル出場。前半10分に左サイドの興梠に絶妙のスルーパスを通せば、後半44分にはCKのこぼれ球を右足ダイレクトで合わせてシュート。センスあふれるプレーを見せて勝利に貢献した。

 09年U―17W杯に出場した92年生まれの“プラチナ世代”。背番号20には「将来は2を1に変えて10番を背負ってほしい」とのクラブ側の期待が込められている。19日にロンドン五輪アジア2次予選クウェート戦に臨むU―22日本代表には92年組が一人も選出されておらず「チームで結果を出して選ばれるように頑張りたい」と目標を掲げている。

 ルックスも良くスター性があり青森県出身であることから、試合後に小笠原から「リンゴ・スター」の新ニックネームを授かった。「チームのスタイルにも少しずつ慣れてきたので、積極的な姿勢を出していければ」。鹿島の次代を担う司令塔が、確かな一歩を踏み出した。

 ◆柴崎 岳(しばさき・がく)1992年(平4)5月28日、青森県出身の19歳。青森山田高で1年時から10番を背負い、2年時には全国高校選手権準優勝。今季から鹿島入りした。“プラチナ世代”のボランチで09年U―17W杯出場。右利き。1メートル75、62キロ。血液型B。

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2011年6月19日のニュース