東京V 高木Jr.善朗がユトレヒト電撃移籍!!

[ 2011年6月15日 06:00 ]

練習で軽快な動きを見せる東京VのMF・高木善朗

 J2東京VのMF高木善朗(18)がオランダ1部リーグのユトレヒトに電撃移籍することが14日、明らかになった。今月末にも現地に渡り、ユトレヒトのサポーターに新戦力としてお披露目される。高木はプロ野球の大洋(現横浜)などで活躍した高木豊氏(52=野球解説者)の次男で、高校3年だった昨季はJ2で5得点。今年1月に練習参加したユトレヒトでパスセンスや得点力を認められての移籍となった。

 ジュニアユースから東京V育ちの高木が、近い将来のA代表入りを目標に、18歳で早くも海を渡ることになった。

 今年1月、チームのオフ期間を利用して約1週間ユトレヒトに練習参加。その際出場した名門PSVとの練習試合でゴールを決めたほか、得意のFKでゴールを演出するなど持ち前のセンスを発揮した。当時、高木は「普通にプレーできたので自信になった。ヴェルディと同じでつなぐ意識が高かったのでやりやすかったし、楽しかった」と話していたが、トップ下からボランチ、サイド、FWまでこなし、プレースキッカーとしてもたぐいまれな才能を持つ高木のプレーがユトレヒト幹部の目に留まり、5月に正式オファーが届いていた。

 ユトレヒトは今季リーグ戦9位の中堅クラブで、来季からかつてフェイエノールトやハンガリー代表を率いたE・クーマン監督(元オランダ代表)が指揮を執ることが決定。03―04年シーズンには元日本代表MF藤田俊哉(当時磐田、現J2千葉)がプレーしたことでも知られている。

 高木は09年のU―17W杯で主力として活躍するなど各年代で代表を経験。父の豊氏は84年にセ・リーグ盗塁王に輝き、ベストナインにも3回選ばれた名選手だった。さらに今季、東京Vから清水に移籍してレギュラーを獲得した兄・俊幸(20)、18日開幕のU―17W杯に“飛び級”で招集されている弟・大輔(15=東京Vユース)と才能豊かな“高木3兄弟”の次男としても知られるが、スポーツ一家にあっても初めての海外挑戦になる。

 同学年の宮市はすでにフェイエノールトで結果を出し、同じく同学年の宇佐美はG大阪からバイエルンMへの移籍が決定的。2人と仲のいい“プラチナ世代”の1人として、今度は高木が18歳で欧州リーグの門を叩く。

 ◆高木 善朗(たかぎ・よしあき)1992年(平4)12月9日、神奈川県横浜市生まれの18歳。4歳でサッカーを始め、あざみ野FCから東京Vジュニアユース、ユースと昇格。高3だった昨年は2種登録のままトップチームでレギュラーをつかみ、同年9月にプロA契約を締結した。家族は両親と兄、弟。J2通算41試合5得点。利き足は右。1メートル70、64キロ。血液型A。

 ▽ユトレヒト アムステルダムの南東38キロに位置するユトレヒトをホームに1970年に創設(58年にリーグ優勝の経験があるDOSなど3クラブが合併)。ホーム競技場はハルヘンバールト。ユトレヒトとしてはリーグ優勝なし。オランダ杯は85、03、04年と3度制した。今季リーグ9位で、近年は中位を維持する中堅クラブ。98~03年には現オランダ代表FWカイト(リバプール)が在籍した。

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