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酒井宏 高速クロス連発!威力&精度「日本人離れ」

[ 2011年6月12日 06:00 ]

<横浜・柏>前半37分、北嶋のゴールのアシストとなるクロスを入れる柏・酒井

J1第14節 柏2―0横浜

(6月11日 日産ス)
 首位を快走する柏が横浜との上位対決で2―0と快勝した。U―22日本代表の右サイドバック(SB)の酒井宏樹(21)が得意の超高速クロスを連発。前半26分の先制点では起点となり、同37分にはFW北嶋秀朗(33)の追加点をアシストし、全得点に絡む活躍を見せた。13日からはロンドン五輪アジア2次予選クウェート戦(19、23日)に向け、静岡合宿に合流する。
【試合結果 順位表】

 関塚ジャパンの右翼が超高速クロスで横浜を粉砕した。前半37分、右SBの酒井がドリブルから右足一閃(せん)。得意のクロスは、約30メートル先のFW北嶋の頭を捉え、2点目をアシストした。威力、精度とも観戦したサッカー関係者が「日本人離れしている」と驚いた一撃。前半26分にも右クロスで1点目の起点となり、全得点に絡んでみせた。

 試合後の酒井は「あそこのスペースに放り込めば、FWが飛び込んでくれると思った。運がいいだけっす」と謙遜したが、その勢いはとどまることを知らない。昨年12月、左足第5中足骨を骨折して出遅れたが、4月23日の大宮戦でJ1デビューを果たすと、出場8戦で早くも4アシスト。横浜の日本代表DF栗原は「クロスがいい。点で合わせていたし、うまい」と脱帽した。

 ◆酒井 宏樹(さかい・ひろき)1990年(平2)4月12日、千葉県柏市生まれの21歳。柏の下部組織U―15、U―18を経て高校3年時の08年に2種登録。09年から正式にトップチームに昇格した。プロ2年目の昨季は9試合(J2)に出場し1得点。1メートル83、70キロ。

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