今野「東北魂」だ!ザック監督も“攻める守備”絶賛

[ 2011年6月8日 06:00 ]

<日本・チェコ>体を張って守備をする今野(右)

キリン杯 日本0―0チェコ

(6月7日 日産ス)
 日本代表で唯一、J2から招集されたDF今野が、ザッケローニ監督から“守備の柱”として認められた。

 3バック中央のリベロとして最終ラインを統率し、2試合連続の完封に貢献。「ボールは奪えていたし、サイドに追い込む守備のやり方は、はまった感はある」と手応えを口にした。

 “攻める守備”を貫いた。「(W杯予選まで)試合数が少ない。やられてもいいので、積極的にラインを上げた」と強気に高いラインを保ち、同時に相手にプレッシャーをかけて決定機をつくらせなかった。今野自身も、マッチアップしたFWフェニン(フランクフルト)をシャットアウト。“ネドベド2世”との呼び声が高いチェコ期待のストライカーをシュート0に封じた。

 完璧な仕事ぶりを指揮官も絶賛した。3バックに求める能力について、(1)ビルドアップ(2)スピード(3)空中戦の強さ――を挙げたザッケローニ監督は「今野はポリバレントな選手。(3バックの)両サイドも、内田のポジション(右MF)も長谷部のポジション(ボランチ)もできる」と幅広い対応力を認めた上で「私の彼に対する評価は絶大だ」と“守りのエース”に指名した。

 東日本大震災で被害を受けた仙台出身。4月には宮城県を慰問して子供にサッカーボール50個などを贈り、5月には岩手県出身のMF小笠原(鹿島)らとともに東北サッカー界を支援する組織「東北人魂を持つJ選手の会」を立ち上げた。復興支援にも積極的で「被災地のためにも頑張ろうと思う」とプレーでも東北を勇気づけた。

 「守備の精度はまだ上げられる。相手を混乱させるまでには至っていない」と反省も忘れなかった今野。8月の韓国戦でさらに守備の連係を高めて、W杯予選でも“ザックジャパンの壁”となる。

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