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千金同点弾!元日本代表DF松田がJFL初ゴール

[ 2011年6月6日 11:20 ]

<松本山雅・カマタマーレ讃岐>後半38分、MF松田(奥)が同点ゴール

 サッカーのJFL前期第14節の5試合が5日に行われ、松本山雅は2―2でカマタマーレ讃岐と引き分けた。1点ビハインドの後半38分、元日本代表DF松田直樹(34)のJFL初ゴールで追いつき、その後も猛攻を仕掛けたが、勝ち越しはならなかった。山雅は勝ち点9となり、順位は前節と同じ12位。

 山雅が生みの苦しみを味わっている。試合内容は今季のベストと言えるゲームだったが、それでも勝ちきることはできなかった。

 前半からボール保持率で圧倒的に上回り、試合を支配。両サイドを有効に使った攻撃で、度々チャンスをつくった。先制点は時間の問題かと思われたが、後半開始直後に落とし穴が待っていた。

 山雅のキックオフで大きく蹴り出したボールが相手に渡り、上げた直後のディフェンスラインの背後を狙われた。ロングボールを通され、開始15秒でまさかの失点だ。GK石川は「立ち上がりに気をつけて入ろうと思ったが、集中できていなかった」と悔やんだ。

 それでも後半14分にFW木島徹が自ら得たPKを決め、同点に追いつく。退場者を出し、1人少なくなった相手に押せ押せムードとなったが、FKから再び勝ち越しを許すちぐはぐな展開。松田のJFL初ゴールで再度同点となったものの、徹底して引いて守る相手に、ついに勝ち越し点は奪えずドロー。後半42分にはFW木島良の決定的なシュートがポストに阻まれる不運もあった。

 松田は「勝てなかったのは残念だが、サッカー自体は良くなっている。タメや、いろいろな形が少しずつできている」と話した。昨年までのカウンター主体のサッカーから脱皮し、ボールをつなぐ新スタイルで内容は伴い始めた。あと求められるのは結果だけだ。

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2011年6月6日のニュース