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本田、長友投入も実らず…日本、ペルーとスコアレスドロー

[ 2011年6月1日 19:20 ]

<日本・ペルー>後半、攻め込む本田(右)

 サッカーの国際親善試合キリンカップ第1戦は1日、新潟・東北電力ビッグスワンスタジアムで行われ、日本代表はペルー代表と0―0で引き分けた。

 日本の国際試合は優勝した1月のアジア・カップ以来で、9月に始まるワールドカップ(W杯)アジア3次予選に向け、連係を磨く重要な機会となる。今回招集された欧州組のうちGK川島、MF長谷部らは先発の名を連ねたが、直前に合流したDF長友、DF内田、FW本田の3人はベンチスタート。初招集の西やザッケローニ監督就任後初めて呼ばれた安田らが先発。西と安田を両サイドに置き、国際試合では初めて3―4―3のシステムを採用したが、ペルーにスペースを突かれて攻め込まれるシーンも多く、攻撃面でも決め手を欠いた。

 後半、日本は西に代えて本田を投入し、システムを本田をトップ下に据えた4―5―1に変更変更。さらに23分には長友、李をピッチに送り、攻撃のリズムをつかんだが、得点には結びつけられず、終了間際のペルーの猛攻を何とかしのいで引き分けに持ち込んだ。

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本の14位に対し、ペルーは54位。日本は7日に横浜・日産スタジアムで32位のチェコ代表と対戦する。

 ▼ザッケローニ日本代表監督の話 これまでとは違う布陣や、新しい選手を試すことができた。それなりの収穫はあった。後半の方が明らかに良かった。

 ▼マルカリアン・ペルー代表監督の話 勝てた試合だが、満足している。ボール支配率は同程度で、シュートはわれわれの方が多かった。ただ、前半は下がりすぎた。

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